ライオンズクラブは、1917年(87年前)アメリカ合衆国シカゴ市において結成されました。
1917年(大正6年)6月7日アメリカ各地から27のビジネスサークルがシカゴに招請されました。 この日を機に、各地に点在していたビジネス社交サークルが、ひとつの社会奉仕団体として生まれ変わったのです。統合されたビジネスサークルはライオンズクラブと命名されました。
招請した人の名は
メルビン・ジョンズ
メルビン・ジョーンズは1879年1月13日にアリゾナ州フォート・トーマスで、騎兵隊を指揮するアメリカ陸軍大尉の息子として生まれました
後に彼の父は転属となり、家族は東部へ引っ越しました。その後、イリノイ州クインシーの学校を卒業したジョーンズはシカゴへ出て保険会社に勤務、1913年に独立し、保険代理店を設立しました。
その後彼は実業家による昼食会グループ「ビジネス・サークル」に加入し、間もなくその幹事に選ばれました。このグループは、当時アメリカに多数存在した会員の職業活動における利益を高めるためのグループの一つでした。これらグループは世論に訴えるものが限られていたため、消えていく運命にありました。
しかし、メルビン・ジョーンズは別の計画を持っていました。「意欲、知力、野心によって成功しているこれら会員たちに、その能力を地域社会の向上のために活用させたらどうなるだろうか?」と彼は自問しました。
こうして、彼の招きに応じて27クラブの代表が地域社会のための組織を立ち上げるためにシカゴに集まり、1917年6月7日にライオンズクラブ協会が生まれました。
このクラブは社交的なものとせず、会員は自分のためだけに利益を追求してはならないと規定されました。
同年10月にアメリカ・テキサス州のダラス市で第1回大会が開催され、会則及び付則、目的及び道徳綱領が承認されました。ここで正式に「ライオンズクラブ協会」の名称が採用されました。(初代会長W.P.ウッズ)