■レオクラプの方針および目的
地域社会の青少年に指導力(Leadership),経験(Experience)および機会(Opportunity)を与え,個性豊かな人間に成長させるための奉仕活動を推進する。
会員の間に友情,親善および相互理解の精神を育成する。
世界の青少年が,自己の地域社会をはじめ,一国においてもまた国際社会においても,責任ある一員として,個人的にも集合的にも啓発し頁献する機会を与える。
会員に,高い道徳水準を受け入れることを促進させる。
指導力を養う。
地域社会に奉仕することにより,経験を習得させる。
国際的な相互理解促進のための機会を与える。
■レオクラブについて
レオクラブは、地域社会の青少年に指導力(Leadership),経験(Experience),および機会(Opportunity)を与え、個性豊かな人間に成長させるための奉仕活動を促進し、会員の間に、友情親善及び相互理解の精神を育成することを目的とする。
レオクラブはライオンズクラブのスポンサーによって結成される。
世界で最初のレオクラブは、1957年にアメリカ、ペンシルベニア州にある、グレイサンド・ライオンズクラブのスポンサーで結成された。
レオクラブ結成の熱は直ちにペンシルベニア州一帯と、隣接のニューヨーク州にもつたわり、1967年には、ライオンズクラブ国際協会の理事会において、国際協定認定のアクティビティとして正式に認められた。
現在では4200以上のレオクラブが世界に存在している。
日本においては、1968年に高知レオクラブが結成されたのが最初で、それ以後のレオクラブは各地で次々と結成され、1989年12月現在の統計では218クラブ、会員数4170名に達している。
会員は入会金を支払って入会する。また、レオクラブをスポンサーしたライオンズクラブは75ドルの年会費を国際協会に支払わなければならない。レオクラブは、スポンサー・ライオンズクラブがレオクラブの運営に必要と考慮した額の会費(年会費等を含む)を徴収する。
レオクラブの運営にあたってはスポンサー・ライオンズクラブの会員の中からレオ顧問が選ばれ、レオクラブ運営のあらゆる方面にわたって、レオクラブ会員に対する指導・奨励・援助などを担当する。それとともにレオ・ライオンズ両クラブの連絡を受け持つ。学校を基盤としてレオクラブが結成される場合には、先生の中からもレオ顧問が選ばれ、スポンサー・クラブのレオ顧問と共同でその担当にあたることがある。
■レオクラブから何が得られるか
若者・青少年はレオの活動や事業に参加することにより、指導力を身につけ、組織の技能や社会的技能を学んで、将来に備えることができる。種々のチャレンジに直面し、これに挑んでいくにつれ、自身がつき成長していく。他の人々の為に時間や才能を提供して、レオの奉仕の報いについて学ぶ。レオクラブの活動が、他の人々為に尽くす一生の始まりとなるのである。
スポンサーライオンズクラブの奉仕に協力することにより、レオクラブは、ライオンズクラブの奉仕の力をますことができる。レオクラブの事業もライオンズクラブの名声を高める事に寄与する。若い人達と一緒に働きながら、ライオンズは、事業や活動に新たな関心や熱意を抱くことにもなる。レオがライオンズの子女であれば、これは「家族ぐるみ」の活動になる。
レオクラブの事業は、地域社会の為になる。環境改善・薬害教育・保険奉仕・老人訪問貧困者への援助物資提供などは、他の人々たちの暮らしを向上させるレオ事業の数例である。又、レオの国際文盲撲滅及び文化プロジェクトに携わる事は世界の文盲率を下げると共に、文化の理解を深めることにも役立つ。
■レオクラブとライオンズクラブの関係
レオクラブとはライオンズクラブの青少年育成のアクティビティとして誕生した団体であり、地区内すべてのライオンズクラブメンバー並びにスポンサーライオンズクラブより多大な資金援助、指導協力を得ている。
それゆえレオクラブは常にライオンズクラブに対して報告、連絡、相談という義務を負う。つまりレオクラブは常にマンスリーや例会誌、例会訪問などによりスポンサーライオンズクラブに対しレオクラブの活動を詳細に伝え、理解をえ、連絡を密にとり、レオクラブの活動に参加を願ったりクラブの問題や活動についての疑問を相談しライオンズクラブからの協力、指導を受けることにより、レオクラブの活動をスムーズに行うことができる。
またライオンズクラブも常にレオクラブに対して指導、協力の義務がある。
このそれぞれの義務をおこなうため、レオクラブでは会長を中心とする役員がライオンズクラブではレオ顧問、レオ委員長がレオクラブとライオンズクラブのパイプ役となって円滑な活動を行うべきである。
上記のような方法だけで報告などをするのではなく、常日頃から電話などで連絡を取って、情報が途切れないよう注意すること。特に複数クラブスポンサーがあるクラブは、固定したクラブに情報が偏在しないように注意する。これは地区における活動においても同じことが言える。
以上のようにレオクラブはライオンズクラブのスポンサーにより成り立っているのであるからレオクラブは報告、連絡、相談は当然の義務であり、それを怠ることによりライオンズクラブの協力理解が得られないのは当然である。